もしかして、こんな風に悩んでいませんか?
レイ君
eスポーツが注目を浴びてから、近年、爆発的に増えてきた湾曲型のゲーミングモニター。なぜこんなにも人気なのか?普通のディスプレイと比べてなにがメリットなのか?気になる方も多いでしょう。
そこで今回、これらの疑問にお答えします。
結論を先に言っちゃうと、FPSやレーシングゲームでより一層没入できて最適です!ただし注意点もあり。
本記事では、どのような方なら湾曲型モニターを購入しても後悔せずに満足できるのか、初心者でも分かりやすく解説します。おすすめの機種も紹介するので納得してから購入しましょう。
本記事の内容
- 湾曲モニターと普通のモニターの違いが分かる
- 湾曲モニターのメリット・デメリットが分かる
- 湾曲モニターは何インチが最適か分かる
- おすすめ湾曲型ゲーミングモニター機種が分かる
筆者の自己紹介
最近は仕事でもプライベートでも四六時中モニターに向き合っている方が増えてきましたが、この記事を書いている僕もその一人。パソコン歴35年の僕はPCを扱う業界に身を置き、仕事でも沢山のモニターを購入してきました。その知識を活かしつつ、本ブログにてモニター選定で困っている方のお役に少しでも立てれば幸いです。
目次
湾曲モニターとは?普通のモニターとの違いを解説
湾曲型のモニターってAPEXのようなFPSに最適なの?実際どうなの?って答えを求める前に普通のモニターとの違いを正確に理解しましょう。
レイ君
湾曲型のモニターは名前の通り、ディスプレイパネルが平面ではなく湾曲になっています。モニター上部から見るとこんな感じ。
要するに画面端と目までの距離が平面モニターよりも近くなります。
とは言え、近ければいいってわけではなく、眼球の曲線に近づけたカーブのため、より自然に近い見え方を追求したのが湾曲型モニターなのです。
では、メリットやデメリットを深掘りしてみましょう。
湾曲度合いを「1500R」のように表現しますが、1500Rは半径1500mm(150cm)の円を描いた時のカーブという意味。ほかにも「1000R」や「1800R」の湾曲モニターが存在しますが、人間にとって自然な曲線は「1000R」だったり「1500R」だったり、メーカーによって主張が異なります。なので僕はどっちがいいかはあまり気にしません。
湾曲モニターのメリット・デメリットを理解せよ
上記で湾曲の度合いが自然に見えるカーブであることが分かったと思いますが、メリットやデメリットをしっかり理解しましょう。
湾曲モニターのメリット
湾曲モニターのメリットは以下3つ。
- 視線を変えずに画面端の情報が入りやすい
- ゲームや動画への没入感が高くなる
- オフィスのような仕事でも自然な見え方
画面端の距離が近づくことで、真正面との焦点距離の差が少なくなるため、より自然と映像の情報が把握しやすくなります。特にゲームでは、画面端の文字を読むといったことがないため、視線をあまりずらさず集中でき、FPSやレーシングゲームでは没入感が高くなるでしょう。
レイ君
また、オフィスソフトなどの仕事でも絶妙なカーブが見にくいどころか自然に見えて目が疲れにくい効果も期待できます。実際、海外では普通に使われており、日本は遅れているのが現状。
よって、湾曲モニターのメリットをまとめると、「使っていて楽しい♬快適!」そんなモニターですね。
とは言え、以下のデメリットもあります。
湾曲モニターのデメリット
湾曲モニターのデメリットも以下のように3つあります。
- 人によっては慣れる期間が必要
- 人によっては酔う人がいる
- 平面モニターよりは少し高額
平面モニターを長く使っていた人が曲面に変えた場合、当たり前ですが見え方が異なるため違和感を感じる人がいます。よって慣れるのに数日かかる場合があるでしょう。
レイ君
とくにAPEXやフォートナイトのような3Dゲームで酔う人がいると言った意見がありますが、酔う原因は以下が考えられます。
- そもそも3Dが酔ってしまう体質
- リフレッシュレートが遅すぎ
- 画面サイズが大きすぎ
たとえばSwitchのスプラトゥーンでも3D映像で酔ってしまう方は意外といるわけで、そもそも湾曲の問題ではない可能性が高い。そういった方は車酔いを克服するように鍛えるか、あきらめるか、どちらかでしょう。
レイ君
また、リフレッシュレートが遅すぎて映像がスムーズに動いていなかったせいで酔った事例もあります。ゲーミングモニターの場合、リフレッシュレートは快適にプレイするためにかなり重要なスペックなので注意しましょう。
レイ君
やはり特殊加工なのでちょっと高めです。とはいえ、ビックリするほどではないので十分購入できる価格でしょう。セールの時はなぜか平面パネルより安くなる現象が起きたりもします。
湾曲モニターは何インチがおすすめ?
レイ君
湾曲型のゲーミングモニターの最大の利点は没入感の向上なので、視野が広い27インチ以上がおすすめです。とは言え、許容範囲としては32インチまでが限界で、それよりデカすぎるのは逆に疲れる可能性大なので注意しましょう。
画面の大きさは、モニターとの距離がとても重要で、このあたりの話は以下の記事でも解説しているので興味があればどうぞご覧ください。


僕的には、PCでも使いづらいこともない、27インチがベストサイズですね。
湾曲ゲーミングモニターおすすめ8機種を紹介
それでは、おすすめの湾曲型ゲーミングモニターを紹介します。
その前にパネルの種類と特徴だけは覚えましょう。代表的なのは以下の3種類です。
パネルの種類 | 特徴 |
IPS | 視野角が広く画質がとてもキレイ。最近はリフレッシュレートが速いモニターも増えてきたがTNよりは応答速度は若干遅い。どうしても価格が高くなるのがデメリットですね。 |
VA | 画質はIPSとTNの中間的存在。応答速度は速いが、視野角はIPSよりは狭い。コントラストが他のパネルより高いのが最大のメリット。 |
TN | リフレッシュレート・応答速度共に速く表示できる。その代わり視野角な狭いのがデメリット。他のパネルより画質は劣るが価格が安くゲーミングモニターとして一番採用されている。 |
湾曲モニターのほとんどがVAパネルです。VAパネルは高画質と低コストのバランスが良いので、ゲーミングモニターでも人気の液晶パネルで安心。
まずは以下の比較一覧表をご覧ください。
もちろん、全機種「湾曲(曲面)ディスプレイ」です。
※スマホでは表を指でスライドしてみてね。
※価格は日々変動していますので必ずショップで確認してください。
サイズ | メーカー | モデル | パネル種 | リフレッシュレート | 応答速度 | HDR | 価格 | |
① | 27インチ FHD |
Dell | S2721HGF | VA | 144Hz | 1ms | ✕ | 約3.5万 |
② | MSI | G271CP E2 | VA | 170Hz | 1ms | ✕ | 約3.4万 | |
③ | Pixio | PXC279 | VA | 240Hz | 1ms | 〇 | 約3.8万 | |
④ | 27インチ WQHD |
Acer | ED270UPbmiipx | VA | 165Hz | 1ms | ✕ | 約3.9万 |
⑤ | Pixio | PXC277 | VA | 165Hz | 1ms | 〇 | 約4.0万 | |
⑥ | 32インチ FHD |
Pixio | PXC325 | VA | 165Hz | 1ms | 〇 | 約3.2万 |
⑦ | AOC | C32G2ZE/11 | VA | 240Hz | 0.5ms | ✕ | 約4.0万 | |
⑧ | 34インチ WQHD |
HUAWEI | MateView GT | VA | 165Hz | 4ms | 〇 | 約6.5万 |
⑨ | BenQ | MOBIUZ EX3410R | VA | 144Hz | 1ms | 〇 | 約9.4万 |
FPS重視であれば解像度はFHDで十分なので①②③でOK。映画も見るから大きいサイズが良ければ⑥⑦でしょう。高画質を重視したいのであればWQHDの④⑤を選べば映像に酔いしれる。僕ならコスパ最高な①か②を選ぶ。最近WQHDに正式対応したPS5用なら④も最高!とは言え、最近⑧のウルトラワイドモニターが人気急上昇中で目が離せない状況。これらの理由は以下の説明をみてください。
では、それぞれ簡単に解説します。
① Dell S2721HGF 27インチ 曲面 ゲーミングモニター
モニターに定評のあるDellの144Hzゲーミングモニター27インチです。FHDのVAパネルを使用し徹底的なコスト低減をしたモデルですが、応答速度は1msと本格的。さらにドット抜け保証3年間は品質に自信ありの証。この高性能スペック機種がこの価格で手に入るなんて、いい時代になりましたね。
保証の充実した「低価格で高品質なモニターが欲しい」ワガママさんにおすすめ。
② MSI G271CP E2 ゲーミングモニター VA湾曲パネル
ゲーミングノートPCでも定評のあるMSIが真のゲーマーのために開発した湾曲パネル採用のゲーミングモニター27インチです。フルHDでリフレッシュレートは170Hzと高速。フレームレスのスリムなデザインで高い色再現性を実現しています。ちなみにMSIの湾曲は昔から定評があるので安心です。
湾曲モニターの実績が高く「安心&高性能&コスパ」をすべて欲しい方はぜひ!
③ Pixio PXC279 ゲーミングモニター
圧倒的なコストパフォーマンスで世界中を驚かしている(僕の感想♪)Pixioのゲーミングモニター27インチです。解像度はFHDですがリフレッシュレートはなんと240Hz。Pixioはもっとゲームを普及させるためにお求めやすい価格を目指して立ち上げたゲーミングモニター専用メーカーです。
圧倒的なコスパ240Hz湾曲モニターでゲームにコミットしたい方にぴったりです。
④ Acer ED270UPbmiipx ゲーミングモニター ディスプレイ
ノートPCでも有名なAcerのゲーミングモニターです。27インチのVAパネルでWQHDなのにリフレッシュレートはなんと165Hz。応答速度も1msと完璧です。目にやさしいAcer VisionCare技術機能搭載が何と言っても嬉しい!フレームレスでスリム、且つ、スタンダードなデザインが何にでも合いますね。
人気のゲーミングブランドの高画質高速モニターでガチプレイしたい方はぜひ!
⑤ Pixio PXC277 ゲーミングモニター
PixioのWQHDゲーミングモニター27インチです。解像度WQHDでこの価格は企業努力に脱帽ですね。何かとコスパで話題のPixioですが、人件費などを徹底的に抑えてこの低価格を実現しており、歴史のある大企業ではマネできないでしょう。
高画質WQHDを最安で手に入れたい方は、軽視してはいけないメーカーですよ!
⑥ Pixio PXC325 ディスプレイ ゲーミングモニター
PixioのFHDゲーミングモニター32インチです。32インチなのに2度見してしまうほどの低価格にビックリしちゃうモデル。とは言え、ゲーミングとしての品質に妥協はなく、リフレッシュレートは165Hz、応答速度は1msと完璧。いや~、いい時代になったなー。
32インチのド迫力をめっちゃ低価格で手に入れたい人はぜひ!
⑦ AOC ゲーミング モニター C32G2ZE/11
AOCの31.5インチFHDゲーミングモニターです。ところでAOCをご存知だろうか?日本では他のモニターメーカーに比べてあまり知られていないかもですが、世界的な知名度はトップクラスで2019年の11月頃はゲーミングモニター市場で世界シェア1位に輝いている。本モデルは240Hz・0.5msなのにトップレベルの低価格を実現。買いやすい価格が間違いなくゲーミング市場を盛り上げているメーカーの一つと言える。
とにかく低価格でハイエンドゲーミングモニターが欲しい方におすすめ。
⑧ HUAWEI MateView GT ウルトラワイド曲面ゲーミングモニター
HAUWEIのゲーミングモニターは昨年かなり注目を浴びた印象で人気が出てきました。その中で、ひときわ目立つ存在がこの「HUAWEI MateView GT」です。34インチ ウルトラワイド曲面ゲーミングモニターでWQHDの高画質。リフレッシュレートは165Hzと高速で応答速度は4msと十分。そして「デュアルスピーカーサウンドバー」を搭載しており高音質と評判でプロ審査の賞も獲得。スマホメーカーでもあるHAUWEIの技術の結晶とも言える。
後付けスピーカー不要でスッキリと高解像度大画面を決めたいのならコレ!
⑨ BenQ MOBIUZ EX3410R ウルトラワイドモニター
近年、34インチのウルトラワイドモニターが人気急上昇中。デュアルディスプレイでワイド画面を作る時代は終わりましたね。そして、ゲーミングモニターのパイオニアであるBenQがなんとMOBIUZでまさかの発売。業界が力を入れているのがよく分かりますね。このモデルは144Hzで高音質な2.1ch treVoloスピーカーも内蔵し、すべてのエンタメを最高レベルで楽しめます。
超ワイド画面でもゲーミングモニター最高峰メーカーを使いたいならぜひ!
まとめ.湾曲ゲーミングモニターならもっと没入できる
僕は昔、24インチから27インチへ変更したとき、ゲームの没入感が向上した経験があり、さらに向上させる湾曲型モニターはゲーマーのためのモニターと言っても過言ではないでしょう。
レイ君
ぜひ、ゲームにフルコミットしたい方は検討されてはいかがでしょうか。
とは言え、やっぱり湾曲じゃなくてもいいかなって人は、平面タイプのゲーミングモニターの方が選択肢も多くコスパも高いのでおすすめですよ。
では、一層ゲームライフが楽しくなることを祈っております。
じゃあ、またね。
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